
本年もよろしくお願い申し上げます。
写真は、弊社の山神社です。営業初日は坑員全員でお参りします。
祀ってあるのは、伊予・大三島の大山祇神社におられる
「大山積神(おおやまつみのかみ)」です。
1月4日に、大三島にお参りして、新しいお札を頂いてきました。
弊社は、1月5日より営業開始です。今月は1月6日(土)も営業日ですが、
7日(日)8日(月)が公休日で、9日(火)が地元の「山の日」のため、
またまたお休み。つまり、明日から再び三連休です。
山の日というのは、この地域独特の祝日で、蝋石鉱山のみがお休みです。
昔聞いた話では、この日にどこかで事故があって、以来、お休みにしたとか。
本当かどうかわかりません。
ともあれ、すでに鉱山自体が少なくなっているので、
お休みをとる会社も少ないのですが、弊社は今も伝統的にお休みです。
ちなみに、私は当日は出張でお休みではありません。ちょっと残念!
弊社鉱山は、陶石・蝋石の採掘がメインの鉱山ですが、鉱床の成り立ちから大量の珪石も採掘できます。
珪石自体は、日本じゅうどこでも採掘できる、ごくありふれた鉱物で、いわば単なる石(SiO2)にすぎませんが、珪石の性質や見た目、特徴は産地によって千差万別、実にさまざまです。そのため、工業製品として用途も産地によって様々な使われ方をしています。工業用途で採掘される珪石の多くは、セメントやコンクリートの骨材として使われていますが、その他にも、建材ボード、農薬の基剤、不定形耐火物などがあります。
そのような中で、弊社の珪石は、主に農薬の基剤と耐火物パウダー(CCパウダー、連続鋳造パウダー)として使われています。色が白く、珪石としては大変粉砕がしやすいこと、SiO2が97〜99%とかなり純度が高いこと、またミクロのレベルで見ると、表面に細かい穴が空いている、いわゆるポーラス状になっているのが大きな特徴です。
ということで、走査型電子顕微鏡(SEM)で見てみた土橋珪石の画像をお見せいたします。


ご覧の通り、やたらと隙間が多く、水分や油分を吸収する力があると考えられます。
実際、採掘したあとに地下坑道に長期間貯鉱していると、坑内の湿気を吸ってしまって、大型のクラッシャーで採掘しづらくなることがあります。そんな場合は、数日間、地上で晒してやると、あっという間にカラカラに乾燥します。カラカラになれば、粉砕は容易です。
このちょっとユニークな性質が、何かの製品にお役に立てばと思っています。

いつも土橋鉱山のホームページにアクセスいただき、誠にありがとうございます。
この度、当社ホームページをリニューアルいたしました。
お客様がより快適にホームページをお使いいただけるよう、コンテンツを見直し、スマートフォンやタブレットなどでも見やすいレイアウトにしています。
会社の活動や製品情報などを随時更新し、充実したホームページにしていきますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

だんだん暑くなってきましたね。
でも、弊社の坑内は年中ずっと17度で快適です。
仕事を終えて地上に出ると、太陽のまぶしさに驚きます。
さて、先日弊社に取材の方がいらして、ネットのニュースでご紹介いただきました。ご紹介いただいたサイトは「ゴールドニュース」さんで、
本来は金投資、金の取引などに関するニュースを掲載しているサイトですが、
今回は「番外編」ということで、鉱山の仕事の流れなどを取材されていきました。
掲載サイトは以下の通りです。
http://goldnews.jp/column/feature/entry-750.html
http://goldnews.jp/column/feature/entry-752.html
また、同行されたフリーライター&写真家のかさこさんのブログにも
ご紹介いただきました。
http://kasakoblog.exblog.jp/20588437/
弊社坑内で撮った貴重な(?)な写真がたくさん掲載されています。
実は「ゴールドニュース」の運営会社さんは、私が前職で大変お世話になった方のところでして、今回そんなご縁で取材いただきました。東京からわざわざ三石までお越しいただき、誠にありがとうございました!