
弊社の坑内で石田さん自身が採取した土橋蝋石を使用した作品です
前回のブログ記事が4月ですから、だいぶブランクが空いてしまいました。
前回はツバメの巣を守るためにビニール袋を壁に貼りまくった件でしたが、どうもビニール袋がビラビラするのがよくなかったらしく、今年はツバメが寄り付きませんでした。まったくうまくいかないものです。
そうこうしているうちに、8月も終わりに差し掛かっていますが、5月に備前焼作家の石田和也さんの窯出しを見学したので、今更ながら写真でご紹介いたします。
石田和也さんは、新進気鋭の若い備前焼作家さんで、新しい素材を求めて、同じ備前市にある弊社鉱山をお越しいただいたのがお付き合いの始まりで、弊社の地下坑道で自らショベルで粘土を採取し、作品作りをなさっています。その様子を昨年春、地元のテレビ局の山陽放送でご紹介いただきました。当ブログでも載せています。
さて、そんな石田さんから、今年5月、窯出しをするので見学しませんかとお誘いいただき、さっそく伊部の石田さんのアトリエを訪問しました。冒頭の写真がその時の様子ですね。

こちらは、飲食店に納品する揃いのお皿です。

焼くと真っ白になる土橋蝋石がそのまま出ている作品です。
ユニークでしょ、これも備前焼なんですよ。
「よかったら、1つどうですか?」といわれて、遠慮もせず、一番気になったかっこいいカップをもらっちゃいました。

石田さんありがとうございます!

こちらがいただいたカップです。不思議な色合いで大変気に入ってます。
アイスコーヒーを飲んだり、麦茶をがぶ飲みするのに使ってます。氷を入れるとカップ自体も冷えてきて、触り心地もちょっと変化します。面白いカップです。
自分の鉱山で採れた原料100%のカップで一杯やるのは最高ですよ!
石田さんはこの後、講師の仕事でオーストラリアに向かい、こないだ帰国されて久しぶりにお会いました。また次の展示会に向けて、弊社で粘土採取をお考えとのことで、今後の活躍がとても楽しみです。

春になりました。桜も散って、日差しも暖かく、過ごしやすい日々となっています。
そろそろ気になるのが、ツバメのことです。
昨年はせっかくヒナが育っていたのに、ある日忽然と姿を消してしまいました。おそらく蛇に食べられたものと思われます。そんな苦い経験から、今年は万全の対策で臨むことにしました。

ご覧の通り、巣のまわりにビニール袋を張り巡らせました。

雨どいにもしっかり巻き付けてあります。

今年こそはヒナが無事巣立ってくれることを願っています。

大雪の翌日に運ばれてきた新型の削岩機です。
1月25日は記録的な大雪となり、道路が大混乱となりましたが、その翌日、予定通り新しい削岩機が納入されました。広島県の庄原市東城町にあるヤマモトロックマシン社製の削岩機です。

自走式の油圧クローラードリルとしては最も小型なタイプで、弊社のような比較的狭い坑道で、なおかつ坑内が迷路のようなに入り組んでいる現場に適したマシンです。ヤマモトロックマシン社製の削岩機はこれで4台目となります。

同マシンの最も肝となる削岩機部分にお清めの清酒を振りかけます。東城町のお酒「超群」です。もちろん飲んでも美味しいお酒です。

さっそく坑内で試し掘りです。坑内採掘では、切羽(採掘する現場の正面のこと)の面に40〜50本程度の穴(直径3cmくらい)を掘り、その穴に火薬を充填して発破を行います。削岩機はこうした発破作業のための穴を掘るための機械なのです。大変硬い岩盤に対して、しっかり踏ん張り、回転と打撃を加えて削孔を進めていきます。機械にとっては、なかなか過酷な作業です。

削岩の様子を確認しています。
試掘の結果としては、やはり新車だけあって、穴をくるのが速いです。また気のせいかもしれませんが、音が小さくなったような気がしました。歳のせいで耳が悪くなっただけかもしれませんが(笑)また排気ガスがきれいになっていて、ガスがほとんど気になりません。新しいエンジンになって燃費もグッとアップしているようです。
新しく入った削岩機は、今後は主に珪石の切羽でどんどん使っていこうと思っています。珪石は大変硬いため、新しい機械を使って作業効率を上げるために導入しました。今後どんどん活躍してもらう予定です。

弊社の敷地も雪に覆われています。
本日、西日本は大寒波に見舞われて、道路は大混乱となっています。
会社のほうは、半分以上の従業員が出勤できず、ほとんどお休み状態です。
周りの会社では完全に休業にされているところもあります。
朝早くから、国道250号線(旧国道2号線)は岡山市東区の赤穂線の跨線橋付近から混み始めて、どうやら兵庫県の上郡まで渋滞していたようです。私は岡山市内に住んでいるのですが、いつもの通勤路が使えず、あちこち大回りして、なんとか11時に会社に入りました。

雪まみれの坑内巡視車。ここまで積もったの見るのは初めてかも。

姫路方面に向かう国道2号線は大渋滞
国道も大渋滞で大変です。先ほどニュースで、この峠の下にある備前ICで2600台が立ち往生しているとのこと。トイレも何もないところだから大変ですよ。
岡山県の国道事務所によると、午前11時から弊社のある伊里中〜三石区間で通行止めをやっているとのことです。どうりで、さっきから車の通りがなくなったわけだ。
岡山県の県南は温暖で雨の少ない地域ですが、ひとたび雪が降ったら大混乱になってしまいます。
ともあれ、明日は普通に業務ができるように、今日のうちに面倒ごとを片付けておこうと思います。

まるで昔からあるようなバス停ですが、10月1日に新設されたものです。
備前市役所からのご提案で、会社の前にバス停が設置されました。
10月1日より、日中だいたい1時間に1本程度の割合で備前市営バスが止まることになります。お客さんがいなければ通過しますけどね。

事務所裏に設置されたバス停。こちらは国道2号線の上り線です。
備前市片上の中心部である片鉄片上(昔の片上鉄道片上駅)から三石に向かう路線になります。

ちょうどここだけくぼんでいて、バス停にぴったりの場所でした。

弊社(土橋鉱山前)から三石に向かう時刻表。JR三石駅にも止まります。平日のみ。

国道2号を挟んで向かいにある野沢タイヤさんに設置されたバス停。こちらは岡山方面に向かう下り線です。

弊社(土橋鉱山前)から片鉄片上に向かう時刻表です。JR備前片上駅にも止まります。やっぱり平日のみです。
便数は少ないものの、弊社まで公共交通機関だけでアクセスできることになりました。
もっぱら自家用車で動き回るのが田舎の常識ですが、せっかくなので市営バスもそのうち使ってみたいと思います。
備前市営バスの路線図と時刻表は、備前市のホームページに掲載されています。
近年、弊社の地下坑道から採掘される陶石や蝋石を使って、新たな備前焼づくりに取り組む作家さんが増えつつあります。

森さんの展示を紹介するパンフレットと弊社にご提供いただいた作品群。
森一朗さんもそんな中のお一人で、弊社の陶石を精製したセリサイト粉末をご提供いたしました。今回の展示でも何点かセリサイトを使った作品がありましたので、許可をいただき、天満屋の個展で撮影させていただきました。

こちらの細工物はすべてセリサイトでできています。かなり細かいですね。

こちらは鋳込みで作られています。セリサイトだけでこんなふうにできるのはちょっと驚きです。

備前の土とセリサイトの両方を使った作品。独特の雰囲気が出ますね。

展示会の全景。備前の土のみで作った伝統的なタイプもあります。
個展はすでに終わっていますが、今後も土橋陶石を使った作品が登場すると思うので期待大です!
備前焼は「日本六古窯」に数えられるほど知名度の高いものですが、その伝統に甘んじることなく、次々と新しいものを作っていかなければならない、そんな気概を感じます。
私自身、陶磁器の原料となる鉱石を日々掘っていながら、備前焼との接点がまるでなかったのが不思議なくらいだったので、今こうして新進気鋭の備前焼作家さんとお付き合いができることは大変うれしいです。
岡山県の備前市は、正直そんなにパッとしたところはありませんが、文化面では備前焼の伝統があり、産業面では日本有数の耐火れんが・耐火物の産地でもあります。人間と「火」に関わる仕事を古代から続けてきた町であり、そういったユニークなところを日本や世界にアピールしていきたいと思っています。

立派な盾をいただきました!
7月4日に開催された、TOTO様のサプライヤー向け方針説明会にて、品質・原材料部門において優秀賞をいただきました! 初めての受賞です。誠にありがとうございます。

賞状もいただきました。会社で賞状をいただくのは20年ぶりくらい。
TOTO様には、おそらく半世紀近く弊社で採掘される陶石を納めております。皆さんが普段使っている腰掛け便器、あれって陶器ですよね。まさにあの陶器に弊社の陶石が使われているんですよ。
弊社にとっては最大のお取引先であり、大変長いお付き合いとなっていますが、この度、品質についてご評価いただきました。5年ほど前、品質面でやや問題があったところがありましたら、その問題がTOTO様との連携で解消されて、この数年はとても安定した原料をご提供できる状態となりました。
天然資源ということで、不安定な部分があるのは事実ですが、品質が安定したことから、採掘や生産がかなり効率的になり、安心して出荷できる体制が整いつつあります。
あとは、産出量がうまくコントロールできれば、品質と合わせて供給面でも安定性が高まります。これが今の課題ですね。地下鉱脈の正確な付帯状況がわかればいいのですが、これはかなり難しい課題です。10年かけてデータを集めていますが、まだ10年くらいかかりそうです。
ともあれ、優秀賞をいただくのは大変名誉なことです。
これからも品質の安定性を維持しつつ、次の課題に挑戦してまいります。

今年はうまくいってます!初めてですよ!
今年もツバメがやってくる季節になり、4月下旬から弊社の事務所にもツバメのカップルが巣作りにやってきました。例年うまくいかず、がっくりすることが多いので、しばらく様子を見ていたのですが、なんと今週になってヒナがいることが確認できました! やったあ!って感じです。

鉱山事務所の屋根の下に作ってます。わかりますか?
弊社の鉱石で巣を作っているため、乾燥するとぱっかり割れてしまうことから、これまでうまくいきせんでした。そこで昨年2月、ツバメの到来を見越して木材で補強しました。不器用なんで見た目はイマイチです。
これまでの経緯は過去のブログでご覧ください。
ツバメが今年も巣を作っています(2020年5月17日)
春に向けてツバメの巣を補強(2021年2月14日)
ツバメの巣、その後(2021年5月29日)
今週の火曜に、ふと巣を見上げてみたら、ちんちくりんの頭が見えていて、ヒナがいることを発見しました。
そこで昨日、望遠レンズをつけて遠くから撮影しました。

こっちを向いたヒナが2羽います。頭の毛が面白いです。
まだ小さいためか、ほとんど鳴きません。そのため生まれたことに気づきませんでした。

親鳥は頻繁に餌を運んできます。夫婦2羽で大忙しです。
親鳥が戻った時だけヒナが顔が出します。親鳥が離れると、再び巣の中にこもって大人しくしています。

親鳥が餌をやっているところです。よく見ると4羽いることが確認できます。
まだ目が見えないようで、親が戻ってきても、どっちにいるのかわからないようです。

餌をやっている姿です。ヒナ鳥はなんだか恐竜みたいに見えます。やっぱり恐竜の子孫なんですねぇ。

親の帰りを大人しく待つヒナたち。
ヒナが生まれたのはうれしくてたまらないのですが、みんなちゃんと育ってくれるか心配になってきました。この辺りはカラスもいると蛇もいるし、なんだか不安です。そんなわけで毎日ハラハラしながらも、ヒナの様子を楽しく眺めております。
コロナだの戦争だの世の中がなかなか落ち着かず、今後どうなるか不安な日々を過ごしていますが、それでも事務所にツバメの巣ができてヒナが育っているので、今年はいい年になると期待しております。

地元の山陽放送ニュースにて、4月5日に備前焼作家の石田和也さんが紹介されました。「伝統と革新 備前磁器」とのことで、弊社の陶石を使って作品作りに取り組んでいる石田さんと一緒に、弊社鉱山も紹介してもらってます。現在、オンエアの様子はYoutubeでご覧いただけます。
スクリーンショットで、放送の様子をちょっとご紹介しましょう。

備前焼の陶芸家、石田和也さん。

備前焼なのに白い作品があるのがユニークですよね。弊社陶石を使った作品です。

出ました!弊社です。

弊社の鉱床の成り立ちについてもご紹介いただいてます。

別に出たがりというわけではないですが、まあ出ることになりますよね。社長だし。

石田さんが構内で粘土のようになった陶石をシャベルで掬っている様子。
大型重機が行き来した後の坑道には、陶石が砕かれて、もりもりと粘土のような感じで溜まっています。これをたくさん集めて作品を作ってらっしゃいます。

岡山市のデパート、天満屋で開催された個展の様子です。この作品はさっそく他県の方が買い付けされたそうです。

石田さんは現在も弊社原料を使って、精力的に作品づくりに励んでらっしゃいます。今後の活躍が大変楽しみです!
陶芸家の皆さん、よかったら弊社の陶石で作品づくりに挑戦してみませんか?
お気軽にお問い合わせください。

2022年2月11日付・山陽新聞
弊社の鉱石や粘土を使って作品作りに挑んでいる、地元の若手備前焼作家・石田和也さんが山陽新聞に紹介されました。弊社のことも載ってますよ。石田さんは、弊社の坑内で直接自分の手で集めた粘土を使って独自の作陶を行なっています。そうしたユニークな取り組みが紹介されている記事です。
来月には、岡山市内の大型百貨店、天満屋にて個展も開催されます。
今まで誰も見たことがない新たな備前焼「備前磁器」が多数展示されることになるでしょう。楽しみです!
この新聞取材でお越しの際、作品を頂いちゃいました!ご覧ください。


従来の備前焼とは全く違っていて、それでいて、なんとなく弊社・土橋鉱山を象徴するような素敵な器になっています。このゴツゴツした感じでふんわりと柔らかい白が、うちのヤマっぽく感じるんですよ、あくまで私自身の印象ですが。
この作品に花を生けて応接に飾りますので、弊社のお越しになったお客様には是非ともじっくりご覧いただきたいと思います。
それと、取材の際に石田さんの助手の若い方が撮影された、坑内で粘土を採取する石田さんの写真をいただきました。


1月の真冬ですが、坑内は気温が17度くらいあって、少し体を動かすと汗だくになってしまいます。こうした集めた粘土でまた新たな作品をどんどん作っていくそうです。
ともあれ、3月に開催される天満屋での個展が楽しみです。
その様子もまたこちらのブログでご紹介いたします。