2022年2月11日付・山陽新聞

 

弊社の鉱石や粘土を使って作品作りに挑んでいる、地元の若手備前焼作家・石田和也さんが山陽新聞に紹介されました。弊社のことも載ってますよ。石田さんは、弊社の坑内で直接自分の手で集めた粘土を使って独自の作陶を行なっています。そうしたユニークな取り組みが紹介されている記事です。

 

来月には、岡山市内の大型百貨店、天満屋にて個展も開催されます。
今まで誰も見たことがない新たな備前焼「備前磁器」が多数展示されることになるでしょう。楽しみです!

 

この新聞取材でお越しの際、作品を頂いちゃいました!ご覧ください。

 

従来の備前焼とは全く違っていて、それでいて、なんとなく弊社・土橋鉱山を象徴するような素敵な器になっています。このゴツゴツした感じでふんわりと柔らかい白が、うちのヤマっぽく感じるんですよ、あくまで私自身の印象ですが。

この作品に花を生けて応接に飾りますので、弊社のお越しになったお客様には是非ともじっくりご覧いただきたいと思います。

 

それと、取材の際に石田さんの助手の若い方が撮影された、坑内で粘土を採取する石田さんの写真をいただきました。

 

1月の真冬ですが、坑内は気温が17度くらいあって、少し体を動かすと汗だくになってしまいます。こうした集めた粘土でまた新たな作品をどんどん作っていくそうです。

 

ともあれ、3月に開催される天満屋での個展が楽しみです。

その様子もまたこちらのブログでご紹介いたします。

ご報告が遅くなってしまいましたが、4月3日の山陽新聞朝刊、地方経済面にある連載コーナー「探訪 ザ・カンパニー」に弊社の紹介記事が掲載されました。今度は、会社の成り立ちや経営状況などが簡潔にまとめられています。

 

先月掲載された立坑の記事を取材していただいた記者さんが「せっかくだから、こちらのコーナーでもご紹介しますよ」とのことで、とても丁寧に取材していただき、私の方も思わず、いろいろ話しすぎてしまった感じです。弊社の今置かれている状況を、ある意味包み隠すことなくお伝えする内容となっています。

 

このところ、毎月のようにメディアにご紹介いただき、大変ありがたいですが、もうこれでしばらくはないと思います。飲食店や一般家庭向けの商品を作っている会社でしたら、メディア露出によって売り上げが伸びたりするみたいですが、弊社のような天然資源では、残念ながらそういった引き合いはないみたいです。

 

とはいえメディア、特に地元の新聞に紹介していただくのはとてもうれしいことです。まずは地元岡山での知名度を上げていって、昭和、平成そして令和と生き延びる鉱山としてアピールしていきたいと思います。

今年2月から3月にかけて、テレビや新聞で弊社のことをご紹介いただく機会がありましたのでご報告です。

 

テレビ東京系列(岡山県ではテレビせとうち)で放送されている「和風総本家」という番組で、弊社鉱山が紹介されました。放送日は2月21日(木)でした。

番組のテーマは「なぜこんなところに職人さん」というもので、弊社のようなちょっと変わったところで働いている人を紹介するという形でした。

 

弊社鉱山は地下155mの地底に坑道を掘り進めています。今回は、岩盤を打ち砕くための発破作業を撮影していただきました。

 

普段は目視が不可能な発破の様子も撮影しています。ちょうどタイミングよく、発破の様子が見られる位置でした。

 

弊社から採掘される陶石は、映像のような食器、陶磁器のほか、衛生陶器と呼ばれる便器や洗面台などにも使われています。

まさか、岡山県のこんな田舎の山中で、こうした陶磁器原料が採掘されているなんて、みなさんご存知なかったかと思います。ちなみに備前焼とはまったく別の原料です。

岡山県には白磁などの陶磁器を作っていたという史実は特にありませんので(備前焼などの須恵器は長い歴史があります)、弊社の原料が陶磁器に向いていることがわかったのはおそらく戦後で、それほど歴史は長くありません。陶芸家でもご存知の方は少ないと思います。

陶磁器の新しい原料元として、全国のみなさんに知っていただけたら幸いです。

 

もう1件、地元の山陽新聞にもご紹介いただきました。

3月6日(水)の朝刊で地方経済面です。

弊社では、昨年「立坑ケージ」と呼ばれる鉱山独特の作業機械を修理しました。修理にはかなりの金額がかかるため、正直なところ、直すべきか、別の近代的な設備に置き換えるべきか悩みました。しかし、現役鉱山で稼働している立坑ケージはおそらく弊社にしか残っていないだろうと思い、鉱山事業の歴史を残す意味も込めて、修理を実施しました。

とても細かく丁寧に聞き取り取材をしていただき、ついつい話しすぎたような気がします(笑)私の思い入れたっぷりな感じが伝わる記事になったと思います。

 

いろいろな形でご紹介いただき、とてもありたがいと思います。今後もいろいろなところでアピールを続けて、地元の方や鉱山・地質などに興味のある方をなるべく見学していただけるように体制を整えていきたいと思います。

写真は、スタンプミルを使って土橋陶石を粉砕して精製した「土橋セリサイト」のサンプルです。陶磁器原料として有名な「村上セリサイト」と同等以上の可塑性に富んでいるとのこと。

ご関心のある方、このサンプルをお送りしますよ!


去る9月10日、11日の2日間、早稲田大学にて日本粘土学会が主催する「平成30年度 第62回粘土科学討論会」にて、弊社の陶石を精製した「土橋セリサイト」についてご紹介いただきました。

 

こちらは学会で展示発表された際のポスターです。
詳細はPDFからご覧ください。

 

土橋セリサイトの調査・研究を進めているのは、長崎県窯業技術センターの武内浩一さんのグループです。岡山県の弊社鉱山と長崎県の窯業試験場という不思議なコラボですが、ご縁ができたのは、数年前に開催された日本セラミックス協会・陶磁器部会の講演会にて、私が弊社鉱山についてお話ししたことがきっかけでした。

 

弊社の陶石は、東海地方の瀬戸・東濃地区にて陶磁器原料として広く利用されています。瀬戸・東濃は日本最大の陶磁器の生産地ですが、それに次ぐ規模で、日本で最も古い歴史を持っているのが、佐賀県・有田町や長崎県・波佐見町などがある肥前地区です。そのため、肥前地区でも窯業に関する研究が盛んで、弊社の陶石についても関心をお寄せいただいた次第です。

 

肥前地区の陶磁器については当ブログで以前に詳しく紹介しましたので、そちらもご覧ください。

 

ちなみに、有田・波佐見などの肥前地区では、弊社の陶石は使われていません。(私の知っている範囲なので、ひょっとしたら使っている窯元はあるかも…)。肥前地区で使われているのは、陶磁器原料でも最もよく知られている「天草陶石」です。

 

天草陶石は、熊本県の天草諸島で採掘されている陶石で、陶磁器原料として最適な特性を持っており、江戸時代より肥前地区を始め、瀬戸・東濃地区でも使われています。天草陶石は、弊社・土橋陶石とよく似ているところがありますが、天草陶石のほうが圧倒的に有名で、愛用している陶芸家も多いようです。

 

今回の発表では、天草陶石を水簸分級・精製する手法を使って、土橋陶石を精製した「土橋セリサイト」を試作し、水簸した微粒子の比表面積やセリサイト自体の可塑性について検証しています。

 

スタンプミルと水簸分級による精製工程図。

 

肥前地区のスタンプ粉砕の流れです。他地区での水簸との大きな違いは、原鉱を長時間にわたったスタンプ粉砕するところ。これにより、陶石の原鉱を「砕く」というより「剥いでいく」ことで、比表面積の大きな微粒子がより多くできると考えられます。


比較対象となるのは「村上セリサイト」です。村上セリサイトは、新潟県村上市でかつて産出していた村上粘土を精製したもので、こちらも陶磁器業界で超ブランドだった陶磁器原料です。村上粘土は原料枯渇ですでに供給はストップしていますが、今でも保管していた在庫を大事に使っている窯元があるようです。

 

詳細な研究内容は、PDFの論文をご覧ください。

 

結論を簡潔にまとめますと、土橋セリサイトは、ある一定以下の粒径で比べたところ、比表面積は村上セリサイトに比べても大きく、セリサイトとしては極めて大きいことがわかりました。また可塑性の面では、村上セリサイトと同等あるいはそれ以上に富んでいることが判明しました。

 

各種陶磁器用の可塑性原料との可塑性を比較した特性図。

 

以上のことから、土橋セリサイトは陶磁器原料としてのユニークな特性を持っているだけでなく、上記の様な特性を活かした新素材などへの応用にも使えるのではないか、というのが、大まかな結論となります。

 

細かいことはさておき、いま私の手元には、研究グループの武内さんから預かった土橋セリサイトのサンプルが20kg前後ございますので、ご興味のある粘土屋さんやその他メーカーさんにご提供いたします。弊社までお気軽にご連絡ください!

 

なお、土橋陶石を水簸したセリサイトはすでに市販されていますが、そちらとは使っている原鉱や粉砕方法が異なるため、同じセリサイトでも特性が違っている可能性があります。ですから、すでに弊社のセリサイトをご利用の方も、よろしかったらお試しください。

だんだん暑くなってきましたね。
でも、弊社の坑内は年中ずっと17度で快適です。
仕事を終えて地上に出ると、太陽のまぶしさに驚きます。

さて、先日弊社に取材の方がいらして、ネットのニュースでご紹介いただきました。ご紹介いただいたサイトは「ゴールドニュース」さんで、
本来は金投資、金の取引などに関するニュースを掲載しているサイトですが、
今回は「番外編」ということで、鉱山の仕事の流れなどを取材されていきました。
掲載サイトは以下の通りです。
http://goldnews.jp/column/feature/entry-750.html
http://goldnews.jp/column/feature/entry-752.html

また、同行されたフリーライター&写真家のかさこさんのブログにも
ご紹介いただきました。
http://kasakoblog.exblog.jp/20588437/

弊社坑内で撮った貴重な(?)な写真がたくさん掲載されています。

実は「ゴールドニュース」の運営会社さんは、私が前職で大変お世話になった方のところでして、今回そんなご縁で取材いただきました。東京からわざわざ三石までお越しいただき、誠にありがとうございました!